『10年後のきみへ!小さな声の物語』17本収録 学校教材【DVD】販売中!
文部科学省選定 学校教育教材(小学校中学年) |
SDGsを小さな生きものの目線で学び合う!
この映像教材の目的
主に小学校の中学年を対象とした映像教材です。SDGsの目標の背景や狙いを身近な自分事として捉え、自ら考えたり、調べたり、仲間と話し合ったりするためのきっかけとなることを目的に、17ゴールに対応した 17本の短い映像(各3分程度)で構成しています。従来のよくある知識説明型教材ではなく、児童にも親近感のあるカエルやミツバチ、小アジなどの「小さな生きもの」を主人公とし、それらが児童に語りかける形で映像が展開されます。生きものたちが語るストーリーによって、17ゴールの背景にある社会課題を児童の道徳的な心に訴えかけながら理解させ、10年後の未来を想像する力と共に、自分ができることを考え行動する力を育みます。
【予告編】10年後のきみへ! 小さな声の物語 |
この映像教材の特徴
2020年の新学習指導要領において、高学年からSDGsの学習が教科書に加わりました。しかし、生活と密接に関連しているSDGsについては、その基盤となる倫理観や心の育成と共に、より早い段階から接することが重要です。この映像教材は、総合の時間や道徳などの副教材として活用できます。教諭は映像を視聴させるだけでなく、各映像の最後に設けた「問い」も活用し、児童のやさしさや思いやりのある思考力を高める授業を目指していただけます。教諭の授業の組み立て方によっては、低学年から中学生まで、探究学習の糸口となる教材として十分に活用できる内容です。
【SDGsゴール別 全17本】
#1 クビキリギスの冬越し | |
寒さに震えながら成虫で冬を越すバッタ、クビキリギスのなげきをきっかけに、世界の貧富の差や、貧困の原因と根絶について考える。 | |
#2 空腹とミツバチ | |
花の蜜を集めながら作物の受粉を助けているミツバチから、世界の食糧危機や食糧生産を支える自然生態系の重要性について考える。 | |
#3 アマガエルの心配 | |
死をもたらす感染症を心配しているアマガエルやケガをしている生きものから、感染症予防対策や世界の医療体制の大切さについて考える。 | |
#4 ひとりぼっちのヒナ鳥 | |
災害で親とはぐれ困惑するセキレイのヒナ鳥の目線で、教育を受けられない子どもたちの存在やその原因、教育の意義について考える。 | |
#5 いつもなかよしオンブバッタ | |
大きなメスが小さなオスを乗せているオンブバッタを通して、性差別や性的マイノリティーの問題、多様性と個性の尊重について考える。 | |
#6 わき水の守り神 タゴガエル | |
森のわき水の中でしか産卵しないタゴガエルの暮らしぶりから、人が使える水の少なさ、水の大切さ、水を育む森の機能について考える。 | |
#7 愛が灯すホタルノヒカリ | |
日本最大の蛍であるゲンジボタルが光る理由と秘密を通して、電力不足や化石エネルギーの問題、クリーンなエネルギーとは何かを考える。 | |
#8 アリさんは、だから働く | |
スミレなどの花とお互い助け合って生きるアリの姿を通して、世界の失業問題や、将来の自分を想像して働くことの意義と価値を考える。 | |
#9 ヤンマのハイテク飛行術 | |
4枚の羽だけで自由自在に空間を飛ぶカトリヤンマの姿から、安全で高度な技術や新しい産業を生み出す原動力、探究心について考える。 | |
#10 みんなのドングリ酒場 | |
ドングリの木の樹液に集まる様々な虫たちの様子から、人種や宗教や国による富の不平等のない、平和で平等な社会の実現を考える。 | |
#11 ボクたちの湿地 | |
湿地にしか住めないハッチョウトンボを通して、湿地などの貴重な自然環境が消えていく現実やその理由、その影響について考える。 | |
#12 カニさんの砂団子 | |
干潟のカニが餌を食べる際につくる砂団子をきっかけに、フードロスと飢餓、ゴミを出さない暮らし、環境との関わりについて考える。 | |
#13 セミたちの異変 | |
都市部でアブラゼミに代わりクマゼミが増えていることから、気候変動など地球温暖化の影響や、自分ができる対策について考える。 | |
#14 なぎさのコアジ君たち | |
海を群れ泳ぐコアジの目線で、海中のプラスチックゴミが海の生きものに与える影響を語り、豊かな海を守るために大切なことを考える。 | |
#15 森のようせいたち | |
春だけに現れる貴重なギフチョウの目線で、絶滅危惧種の生きものたちの多さとその原因、生きものたちの豊かさを守る方法を考える。 | |
#16 傷だらけのカマキリ | |
傷だらけで歩くコカマキリの姿を通して、今世界で起こっている紛争や戦争、そしてその原因、世界の平和のために何ができるか考える。 | |
#17 大きな木と永遠の森 | |
森の大木が語る言葉を通して、すべての命がお互いに助け合うことで森が永遠に続くように、世界が永遠に続くためには何が大切か考える。 |
映像制作者の想い
一般社団法人フューチャーエデュケーション理事/映像監督 増田達彦
SDGsに一番大切なことを突き詰めて考えていくと、「他者への思いやり」こそ SDGsの本質と言えるでしょう。地球上には、自分以外に多くの人間が住んでおり、さらにそれ以上に多くの生きものが存在しています。植物を含む「いのち」のつながりの中で、人間は生かされています。SDGsの本質である「他者への思いやり」の「他者」とは、人間だけでなく、すべての生きものたちを指します。子どもにとって、虫やカエルは身近で「友だち」のように感じられることは特権です。その生きものたちが語りかけてくることで、子どもたちは彼らの痛みや喜びを自分のこととして感じ、彼らが抱える問題に気づき、それが他人事ではなく、10年後の自分たちに直接関わる問題だと真剣に受け止め、考え、行動するきっかけになるのではないでしょうか。そして、身近で一生懸命に生きる小さな生きものたちを「思いやる」ことは、世界中のすべての人々のことを「思いやる」ことと同じだと気づくでしょう。知識や説明だけではなく、「心が動くこと」がSDGsの学習と理解において一番の近道であり、自ら積極的に探究する学習意欲につながると考えます。。
文部科学省選定 学校教育教材(小学校中学年)
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●文部科学省映像作品等選定一覧(令和5年7月)〔PDF〕