映像で学ぶCLIPSを推進しています

持続可能な社会の資本となる人づくりのためICT映像教材による子どもから大人までの多様な学びを支援しています。

地域社会学習プログラム

【事例1】「2015 紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会」ボランティア人材育成事業

〈受託期間:2014年3月~2015年2月〉

グリーンエデュケーション(現フューチャーエデュケーション)では、2015年秋、和歌山県内で開催される『紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会』の運営ボランティア登録者を対象としたボランティア研修会の開催運営、及びボランティア登録者の登録管理システムの運営を、和歌山県より業務受託しました。

研修開催に伴い、研修カリキュラムの作成や研修時の上映映像の制作の他、講師やファシリテーターの手配、併せて、研修会場の手配や受講者への受講案内などの準備を進めました。

 

「シビックプライド×おもてなしの心」を盛り上げる研修プログラム

この研修では、「みんなで紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会を成功させよう!」というスローガンの元、ボランティアやおもてなしの基本知識はもちろん、参加者自身がまず和歌山の魅力を再認識し、大会期間中訪れる選手・観客の方に和歌山の魅力を発信していけるようなプログラムも取り入れ、講義だけでなく参加者全員でワークをしながら楽しく学びを進めました。

<研修会場の様子>

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<研修カリキュラムとテキスト>

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 研修には1200名が参加、8割を超える方に評価

運営ボランティア研修は、2014年9月~2015年2月の間、県内各地で合計20回開催し、約1,200名のボランティア希望の方々にご参加いただきました。

受講後のアンケートでは、8割以上の方々に研修内容への評価をいただき、無事終了することができました。 また、運営ボランティア登録者の管理に関しては、クラウドサービスにより和歌山県・和歌山市・海南市の登録管理画面の作成および登録管理業務の運用を行い、このシステムを活用して、登録者データ管理やボランティアの問い合わせ対応、登録完了通知の発送等、登録者の運営管理業務を行いました。

〈国体運営ボランティア研修プログラム詳細〉 …映像教材

  1. オリエンテーション
  2. 受講者アイスブレイク   和歌山の魅力映像
  3. 紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会の概要
  4. ボランティアに関して    ボランティア映像
  5. 障害のある人へのサポート
  6. 「おもてなし」について
  7. 「おもてなし」の基本 コミュニケーションテクニック
  8. まとめ            和歌山県代表選手からのメッセージ

 

【事例2】「教員向け森林教育研修」

【和歌山県森林教育プロジェクト】教職員向け『森林教育ファシリテーター学習指導講座』開催報告

地域の豊かな森林資源や林業の営みについて学びを深めることを目指し、映像教材を活用したESD型授業の実践方法を学ぶ講座が、2013年12月26日、田辺市新庄町のビッグユーにて開催されました。
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映像活用授業をまず指導者に体験してもらう初の試み

この講座は、一般社団法人グリーンエデュケーション(現フューチャーエデュケーション)の企画・主催により、和歌山県教育委員会の後援により実現したもので、講座には県内の小中学校の教職員の他、森林事業や行政に携わる人たちおよそ30人が参加し、小中学生を対象とした総合学習の授業を想定した模擬授業を体験しました。
授業には1〜2分の短い映像教材を合計6本使用。地域の森林や活動者のインタビュー、アニメーションによる森林機能の説明など、子どもたちが親しみを持ちやすい内容で分かりやすく構成されていることが特徴です。「森林には、どんな機能がある?」「もしも森林がなくなってしまったら?」。講師が生徒たちに問いかけ、対話を促し、双方向型で学びを深め合う学習スタイルに、受講者からは「映像はとても分かりやすく、子どもたちは関心を持続して授業を受けられるだろう」「地域の映像があることで、和歌山の森林資源について関心を持つきっかけにつながると感じた」などといった感想が寄せられました。
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ICT×地域密着型の映像教材の活用で地域ぐるみで教育をサポート

講座の終わりには、次世代技術AR(拡張現実)と社会科教科書を連動した地域映像型授業のデモンストレーションがあり、専用のブラウザをダウンロードした端末から教科書の画像を認識し、位置情報に基づいて地域の映像教材が再生されるしくみが紹介されました。生徒一人あたり一端末といったハード面でのICT化が推進される中、コンテンツの充実や、ICTの利点を活用した授業効果の向上が期待されています。地域密着型の映像の活用は、子どもたちが、地域への関心を高めることのみならず、地域の活動団体や企業など、教材づくりに多くの主体が参画し、共に持続可能な未来づくりを目指すという、新たな描く可能性を感じさせます。
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2014年は、国連の定めた持続可能な開発のための教育(ESD)の10年の最終年でした。次の10年も、引き続きESDの推進のために、日本の地域から、世界を牽引する教育モデルが発信されることを期待したいと思います。

 

<自治体・研修ご担当者の方へ>

フューチャーエデュケーションでは、地域のまちづくり、観光おもてなしなど、地域活性化とシビックプライドの醸成のための社会学習や人材育成のための研修プログラムなどを企画・提供しています。映像を組合せて、受講者の参加性を高めることで、短期間に効果的な学習効果が得られます。講師手配や教材制作など、パッケージでのご提案も承ります。ぜひ、一度ご相談ください。

*おもてなし研修など研修プログラムに関するお問い合わせは、以下のフォームをご利用ください。担当よりご連絡差し上げます。

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